【最新版】TSUTATAの閉店店舗一覧!閉店ラッシュが起きた理由も解説!

TSUTAYA 閉店一覧

近年、TSUTAYAの閉店が全国的に加速しており、かつては街のどこにでもあった「文化の拠点」が次々と姿を消しています。お気に入りの店舗が突然閉店してしまった、返却や購入商品の対応はどうなるのか不安、といった声も少なくありません。

この記事では、2025年までに閉店が確認されたTSUTAYA店舗の一覧を地域別・年度別に整理し、閉店の背景や影響、そして今後の対応策まで詳しく解説します。

このページでわかること

  • 2022年〜2025年に閉店したTSUTAYA店舗一覧
  • 2018年〜2021年、およびそれ以前の主な閉店店舗
  • 今後閉店予定と発表されている店舗情報
  • TSUTAYA閉店が続く背景と業界動向

最新情報の掲載を心がけておりますが、掲載漏れあればコメント欄にてご教示いただけますと幸いです!事実確認の上、都度更新させていただきます!

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目次

【一覧】過去に閉店したTSUTAYA店舗

近年、TSUTAYAの店舗閉鎖が急増しており、その動きは全国に広がっています。特に2022年以降は地方都市を中心に閉店が相次ぎ、地域住民にとっては身近な「文化の場」を失う出来事となっています

2022年〜2025年に閉店した店舗一覧

以下は、2022年〜2025年にかけて閉店が確認されたTSUTAYA/蔦屋書店の主な店舗です。地域ごとに広がる閉店の動きは、経営環境や消費行動の変化と深く関係しています。

店舗名所在地閉店日
TSUTAYA 八潮店埼玉県八潮市西袋13352025年8月31日
TSUTAYA 昭島店東京都昭島市松原町1‑5‑142025年8月31日
TSUTAYA 篠山店兵庫県丹波篠山市東吹字行石ノ坪406‑12025年8月31日
TSUTAYA 野市店高知県香南市野市町西野2094‑12025年8月31日
TSUTAYA 総社東店岡山県総社市井手字一本木12572025年8月20日
TSUTAYA 深江店大阪府大阪市東成区深江南1‑6‑72025年8月17日
TSUTAYA 高岡店高知県土佐市高岡町甲433‑12025年8月17日
TSUTAYA 行徳店千葉県市川市関ケ島16‑22025年8月11日
TSUTAYA 東広島店広島県東広島市西条御条町6‑202025年8月11日
TSUTAYA 苫小牧店北海道苫小牧市若草町1‑7‑142025年7月21日
TSUTAYA ブックセンター名豊緑店愛知県名古屋市緑区滝ノ水5‑21132025年7月13日
TSUTAYA 浦安さくら通り店千葉県浦安市堀江1‑35‑172025年7月6日
蔦屋書店 青葉奈良店神奈川県横浜市青葉区奈良3‑21‑12025年7月6日
TSUTAYA JR中野駅前店東京都中野区中野2‑26‑102025年6月30日
TSUTAYA 松戸駅前店千葉県松戸市本町4‑182025年6月29日
TSUTAYA AVクラブ 近見店熊本県熊本市南区日吉2‑1‑92025年6月29日
TSUTAYA WAY 福崎店兵庫県神崎郡福崎町西田原1336‑12025年6月22日
TSUTAYA イオンタウン弥富店愛知県弥富市五明町蒲原1371‑42025年6月18日
HIRASEI遊 TSUTAYA 白根店新潟県新潟市南区十五間掘東1912025年6月15日
TSUTAYA 菊池店熊本県菊池市片角2902025年6月15日
TSUTAYA 大崎古川店宮城県大崎市古川穂波3‑4‑12025年6月8日
WonderGOO TSUTAYA 富里店千葉県富里市七栄1005‑52025年5月11日
TSUTAYA 高階店埼玉県川越市砂新田383‑22025年5月11日
TSUTAYA 倉吉店鳥取県倉吉市清谷町2‑472025年5月上旬
TSUTAYA 熊谷店埼玉県熊谷市2025年3月30日

上記の一覧からもわかるように、閉店は地方だけでなく都市部にも及んでいます。今後もさらに多くの閉店が発表される可能性がありますので、定期的に最新情報をご確認ください。

2018年〜2021年に閉店した店舗一覧

この期間にもTSUTAYAは多数の店舗を閉店しており、地方・都市どちらにも影響が広がっています。以下は2018〜2021年に閉店が確認されている主な店舗を、店舗名・所在地・閉店日という形式でまとめたものです(判明している範囲)。

店舗名所在地閉店日
TSUTAYA 北見店北海道北見市2021年2月頃
TSUTAYA 幕張本郷店千葉県千葉市2021年2月7日
TSUTAYA 南浦和駅西口店埼玉県さいたま市2021年8月31日
TSUTAYA 苫小牧三光店北海道苫小牧市三光町2021年1月11日
TSUTAYA 六甲道店兵庫県神戸市灘区2021年1月13日
TSUTAYA BOOKSTORE 八王子オーパ東京都八王子市2021年1月31日
TSUTAYA さがみ野駅前店神奈川県海老名市2021年1月31日
蔦屋書店 豊栄店新潟県新潟市2021年1月頃
TSUTAYA 天王台店千葉県我孫子市2021年1月17日
TSUTAYA 加西北条店兵庫県加西市2021年1月3日

上記の店舗はいずれも、2018〜2021年の間に営業を終了しているもので、地域に根付いた店が含まれているため、閉店の影響も大きかったと思われます。

2010年代以前の主な閉店店舗

TSUTAYAは2010年以前から既に店舗閉鎖が行われており、それらも地域文化や利用者に大きな影響を与えてきました。以下は、2010年代以前に閉店が確認されたうち、特に目立つ店舗の一部をまとめたものです。

店舗名所在地閉店日
TSUTAYA 中井店東京都新宿区上落合3‑2‑42010年2月28日頃
TSUTAYA 井尻店福岡県福岡市南区井尻4‑3‑332010年2月28日
TSUTAYA 茨木店大阪府茨木市2017年7月31日
TSUTAYA 甲府南店山梨県甲府市2015年12月20日

これらの店舗は、それぞれの地域で存在感があった場所であり、閉店による利用者への影響も大きかったと考えられます。また、閉店のタイミングは地域の人口動態や交通アクセス、商業施設の再配置などと重なることが多いため、単なる経営上の理由以外にも複合的な要因が関わっているようです。

TSUTATAの閉店ラッシュの理由

TSUTATAの閉店ラッシュの理由について深堀りしていきます。

年度別閉店件数の推移

近年、TSUTAYAの店舗数は急速に減少しており、その傾向は年を追うごとに加速しています。

  • 2013年:約1,440店舗
  • 2019年:約1,121店舗
  • 2022年初頭:約1,034店舗
  • 2023年:約130店舗が閉店
  • 2024年:約110店舗が閉店見込み
  • 過去5年間で500店舗以上が閉店

ピーク時には1,400店舗を超えていたTSUTAYAも、現在は800店舗台にまで減少しています。この数字からも、かつての「全国にあるTSUTAYA」というイメージが大きく変化していることがわかります。

なぜ今、TSUTAYAで閉店が相次ぐのか

TSUTAYAの大量閉店の背景には、複数の要因が重なっています。業界全体の構造変化に加え、店舗ごとの採算性や地域事情も影響しています。

  • レンタル需要の減少
    ↳CD・DVD市場の縮小により、かつての主力事業であるレンタル部門の採算が悪化
  • 配信サービスの普及
    ↳サブスクリプション型サービスの台頭により、ユーザーの視聴スタイルが変化
  • 経費の増加
    ↳人件費・賃料・物流費などが上昇し、経営コストを圧迫
  • 事業再編と業態転換
    ↳書店やカフェを併設する複合型店舗への移行を進める中で、旧来型の店舗が閉店対象に

このような多層的な要因によって、TSUTAYAの閉店は一時的なものではなく、長期的な業態再編の一環といえるでしょう。

動画配信・ネット配信サービスの普及とレンタル需要の変化

動画配信や音楽配信サービスの普及は、TSUTAYAの主要ビジネスであった「レンタル」の存在意義を大きく揺るがしています。

  • レンタル市場の大幅縮小
    ↳2007年には3,600億円規模だったレンタル市場が、2022年には500億円台にまで縮小
  • 視聴習慣の変化
    ↳スマートフォンや自宅のストリーミング端末で気軽にコンテンツを楽しむ流れが定着
  • 価格面の優位性
    ↳月額数百円〜で多くの作品が見放題となり、1本ごとのレンタル料金と比べて割安感が強い

これらの流れにより、DVDやCDのレンタルをわざわざ店舗で行う理由が失われつつあります。消費者の行動の変化は、TSUTAYAのビジネスモデルに直撃しています。

まとめ|TSUTAYA閉店ラッシュの本質と未来

この記事では、2022年から2025年までに閉店したTSUTAYA店舗の一覧をはじめ、閉店が相次ぐ背景や今後の動向、利用者が取るべき対応策について詳しく解説してきました。TSUTAYAを取り巻く環境は、配信サービスの普及や経費の増加など、多くの要因が複雑に絡み合っており、今後も閉店の流れが続く可能性があります。

一方で、体験型・複合型の店舗へと転換する動きもあり、単なる衰退ではなく、事業の再構築とも捉えられます。

閉店によって不便を感じる場面もあるかもしれませんが、オンラインサービスや代替店舗などをうまく取り入れることで、これまで通りエンターテインメントや文化に触れることは十分に可能です。

この記事を書いた人

出水祐介のアバター 出水祐介 公認会計士/税理士

公認会計士/税理士。ファーストキャリアをデロイトトーマツでスタートし、日本を代表する大手上場企業の監査に携わる。その後、ベンチャー企業でCFO(最高財務責任者)、コンサルティング会社でM&A事業責任者を経て、会計事務所を設立。現在は、個人事業主やベンチャー企業、中小法人など、幅広いクライアントに対して、会計税務やM&Aの専門的なアドバイスを提供しています。

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