スターバックスは日本各地に展開しており、私たちの生活の中で「身近なカフェ」として親しまれてきました。しかし近年、商業施設の改装や立地コストの問題、移転や統合といった事情により、閉店する店舗が少しずつ増えています。
お気に入りの店舗が突然なくなってしまったことで、不便さや寂しさを感じた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2024年から2025年にかけて閉店したスタバの店舗を中心に、地域別・年度別での一覧を紹介します。
このページでわかること
- 2024年〜2025年に閉店したスタバ店舗の一覧
- 2022年〜2023年に閉店した店舗の情報整理
- スタバ閉店の背景にある施設閉鎖・改装・移転・立地コストの影響
- 今後発表されている閉店予定店舗や地域別の傾向
【一覧】過去に閉店したスタバ店舗
2024年〜2025年に閉店が確認されているスターバックス店舗を、名前・所在地・閉店日をできる限り正確に整理しました。
2024〜2025年に閉店した店舗一覧

店舗名 | 所在地 | 閉店日 | 備考 |
---|---|---|---|
TSUTAYA モリシア津田沼店 | 千葉県習志野市谷津1丁目16-1 モリシア津田沼 | 2025年3月30日 | モール閉鎖に伴う閉店 |
アピタ静岡店 | 静岡県静岡市駿河区石田1-5-1 アピタ静岡店 | 2025年3月30日 | 施設の契約変更・モール閉鎖等の影響 |
新宿ミロード5F店 | 東京都新宿区西新宿1-1-3 新宿ミロード5F | 2025年3月16日 | モール改装等による契約更新なしの閉店 |
静岡呉服町通り店 | 静岡県静岡市葵区呉服町2-8-9 アクロス辻源ビル 1F | 2025年2月28日 | 立地改装・ビルテナント変更のため |
アトレ松戸店 | 千葉県松戸市松戸1181 アトレ松戸 | 2025年1月14日 | 商業施設の再構成・契約更新なし |
呉医療センター店 | 広島県呉市青山町3-1 呉医療センター | 2024年12月27日 | 医療施設の再編等影響 |
松本なぎさライフサイト店 | 長野県松本市渚1-7-1 なぎさライフサイト | 2024年12月25日 | モールテナント改変 |
草加ヴァリエ店 | 埼玉県草加市高砂2丁目5-25 草加ヴァリエ | 2024年9月30日 | 施設閉鎖・テナント入替えのため |
マリノアシティ福岡・ピアウォーク店 | 福岡県福岡市西区小戸2-13-16 マリノアシティ福岡 ピアウォーク | 2024年8月18日 | 商業施設の再配置やテナント整理 |
相模大野レガロ店 | 神奈川県相模原市南区相模大野 | 2024年10月4日 | 駅近立地の駅改良や施設改装の影響 |
渋谷 TSUTAYA 店 (SHIBUYA TSUTAYA店) | 東京都渋谷区宇田川町 QFRONTビル | 2023年10月30日 (ただし改装後一時休業) | 全館改装による一時閉店のケース |
2022〜2023年に閉店した店舗一覧
2022年〜2023年の間に報道等で確認されたスターバックス閉店店舗のうち、名前・所在地・閉店日の情報が明らかなものを以下にまとめます。
店舗名 | 所在地 | 閉店日 | 備考 |
---|---|---|---|
スターバックス コーヒー 原宿店 | 東京都渋谷区神宮前1-8-6 玉上ビル1階 | 2022年5月31日 | 竹下通り近く。24年営業した店舗。 |
スターバックス コーヒー 札幌パセオ店 | 北海道札幌市北区北6条西4丁目3-1 パセオ ウエスト1階 | 2022年9月30日 | 札幌駅高架下の商業施設の工事のため閉店。 |
スターバックス コーヒー 小田急新宿店 | 東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店入口付近 | 2022年10月2日 | 小田急百貨店新宿店の改修/再開発による閉店。 |
他にも 2022年、2023年に閉店したスタバ店舗は多数ありますが、閉店日や住所が報道で明示されていないケースも多いため、「確認できるもの」に絞って掲載しています。
2010年代以前の主な閉店店舗
スターバックスは2000年代〜2010年代前半にも、商業施設の閉鎖や契約終了などを理由に複数の店舗を閉店しています。現在ほど大規模に報道されることは少なかったものの、地域に根付いた店舗の閉店は当時の利用者にとって大きな出来事でした。以下は、その中でも代表的な閉店事例です。
店舗名 | 所在地 | 閉店日 | 備考 |
---|---|---|---|
スターバックス コーヒー お台場デックス東京ビーチ店 | 東京都港区台場1丁目 デックス東京ビーチ内 | 2010年1月 | 商業施設のテナント再編に伴い閉店 |
スターバックス コーヒー 名古屋サンロード店 | 愛知県名古屋市中村区 名駅地下街サンロード | 2011年頃 | 地下街リニューアルに伴い閉店 |
スターバックス コーヒー 横浜みなとみらい店 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい | 2012年頃 | 近隣施設の再開発により閉店 |
スターバックス コーヒー 渋谷東武ホテル店 | 東京都渋谷区道玄坂 渋谷東武ホテル内 | 2014年3月 | ホテルの建替え・ブランド変更により閉店 |
この時期の閉店は、店舗戦略の失敗ではなく「施設の建て替え」や「契約終了」が中心でした。そのため、閉店後すぐに近隣へ再出店したケースも多く見られました。
2025年以降に発表されている閉店予定店舗
公式発表や報道で「閉店予定」が確認できているスターバックスの店舗を以下にまとめています。移転やリニューアルを伴う場合もあるため、「閉店予定」の扱いに注意が必要です。
店舗名 | 所在地 | 閉店予定日 | 備考 |
---|---|---|---|
スターバックス コーヒー 虎ノ門二丁目タワー店 | 東京都港区虎ノ門2丁目3-17 虎ノ門二丁目タワー | 2025年8月23日 | 閉店予定 |
スターバックス コーヒー 柏マルイ店 | 千葉県柏市柏1-1-11 柏マルイ2F | 2025年7月27日 | 商業施設の閉館に伴う予定 |
この他、「閉店予定(未確定)」という表現で情報が出ている店舗もあり、正式発表ニュースやスターバックスの公式サイトでの告知をチェックすることをおすすめします。
スタバの閉店ラッシュの理由とは

スターバックスは全国に数多くの店舗を展開していますが、2024年以降は閉店の報道が相次いでいます。ただし、閉店=完全撤退ではなく、施設の改装や移転に伴うケースも多く、戦略的な整理と見ることができます。
年度別閉店件数の推移
公開情報を整理すると、2022年以降は毎年数十店舗規模で閉店・移転が発生しています。特に2024年から2025年は、商業施設の再編や建て替えに伴う閉店が集中しているのが特徴です。
年度 | 閉店数(確認分) | 主な理由 |
---|---|---|
2022年 | 数店舗 | 百貨店改装・施設老朽化に伴う閉店 |
2023年 | 10店舗前後 | 駅ビル再開発・大型商業施設の建て替え |
2024年 | 15店舗以上 | モールの閉鎖、再開発、テナント契約終了 |
都心の物価高、家賃高騰など、スタバのサービスとはまた別の外部的要因もかなり寄与していると考えられます。
なぜ今、スタバで閉店が増えているのか
スタバの閉店が増えている理由には複数の要因があります。
- 商業施設依存型の出店戦略が多いため、ビルやモールの閉鎖がそのまま店舗閉店につながる
- 都市部再開発の進展により、一時的な撤退を余儀なくされるケースが増えている
- 人件費・賃料の上昇により、収益構造の見直しが必要になっている
まとめ|スタバ閉店ラッシュについて
スターバックスの閉店は、単純に「業績不振」だけでなく、商業施設の再開発やテナント契約の終了といった外部要因が大きく関わっています。
近年の閉店事例を見ても、モール閉館やビル改装に伴うものが多く、スタバ自体のブランド力や需要は依然として高いままです。
この記事では、2022年から2025年にかけての閉店店舗を整理し、閉店理由を施設閉鎖・改装・賃料問題・移転などに分類しました。また、閉店が必ずしも撤退を意味するわけではなく、近隣での移転や改装後の再出店が多い点も解説しました。