まいどおおきに食堂の閉店店舗一覧!閉店ラッシュが起きた理由も解説!

まいどおおきに食堂 閉店一覧

まいどおおきに食堂といえば、手頃な価格でバランスの取れた定食を提供する全国展開の人気チェーンでした。

そんな馴染み深い店舗が、近年全国各地で次々と閉店していることをご存じでしょうか。日常使いしていた方々にとっては、突然の閉店に驚きや戸惑いを感じているかもしれません。

この記事では、2022年から2025年までに閉店した店舗の情報を中心に、地域別・年度別の閉店一覧、今後の閉店予定、閉店に至る背景、そして閉店後の代替手段まで、徹底的に解説します。

このページでわかること

  • 2022年〜2025年に閉店した「まいどおおきに食堂」店舗一覧(地域別・年度別)
  • 閉店が相次ぐ背景と社会的な要因
  • 今後閉店予定の店舗情報とエリア別の傾向
  • 閉店による影響と代替店舗・宅配の利用方法
お店CTA
目次

【一覧】過去に閉店したまいどおおきに食堂店舗

まいどおおきに食堂では、全国的に段階的な店舗閉鎖が進行しており、地域によっては生活の一部として根付いていた店舗が次々と姿を消しています。

2022年〜2025年に閉店した店舗一覧

最近閉店が相次いでいるまいどおおきに食堂。2022年以降の主な閉店情報を以下に一覧でまとめました。閉店日・所在地とあわせて確認できます。

店舗名所在地閉店日
四日市新正食堂三重県四日市市新正4丁目522024年8月31日
浜街道丸亀食堂香川県丸亀市蓬莱町56-12024年2月29日
静岡インター食堂静岡県静岡市駿河区中野新田382-12023年12月31日
錦町食堂東京都立川市錦町1-4-282023年12月29日
仙台富谷食堂宮城県富谷市上桜木2丁目1−1−22023年11月15日
さぬき志度食堂香川県さぬき市志度10572023年10月31日
札幌八軒食堂北海道札幌市西区八軒6条西4丁目2-162023年9月26日
水戸駅南食堂茨城県水戸市城南2丁目10−302023年5月30日
守山今市食堂滋賀県守山市今市2022年12月31日
茨木安威食堂大阪府茨木市安威1丁目1-262022年10月
東川口食堂埼玉県川口市東川口4-23-122022年7月18日
金沢田上食堂石川県金沢市田上さくら2-1072022年6月15日
福生食堂東京都福生市加美平1丁目13-12022年6月
高槻大塚食堂大阪府高槻市大塚町3-23-62022年5月8日
木川東食堂大阪府大阪市淀川区木川東1丁目10‑302022年3月21日
鈴鹿稲生食堂三重県鈴鹿市野村町171‑12022年2月28日
名張希央台食堂三重県名張市希央台1‑72022年2月28日

2018年〜2021年に閉店した店舗一覧

2018年から2021年にかけても、各地でまいどおおきに食堂の閉店が進んでいました。以下は代表的な閉店店舗です。

店舗名所在地閉店日
豊中北条町食堂大阪府豊中市北条町1丁目36‑12021年10月31日
札幌里塚食堂北海道札幌市清田区里塚2条7丁目1‑102021年2月14日
山形北町食堂山形県山形市北町4丁目5‑192021年2月頃
金沢久安食堂石川県金沢市久安3‑3552021年1月15日
三条荒町食堂新潟県三条市荒町2‑23‑192020年12月31日
西五反田食堂東京都品川区西五反田7‑10‑12020年12月28日
新宿一丁目食堂東京都新宿区新宿1‑10‑42020年12月15日
金沢玉鉾店石川県金沢市玉鉾1‑3242020年11月30日
さがみはら陽光台食堂神奈川県相模原市中央区陽光台2‑15‑82020年11月10日
帯広柏林台食堂北海道帯広市西17条1丁目25‑12020年9月13日
新浦安食堂千葉県浦安市鉄鋼通り2‑1‑92020年4月28日
仙台中倉食堂宮城県仙台市若林区中倉3‑41‑12020年3月30日
札幌栄町食堂北海道札幌市東区北37条東8丁目12020年2月14日
明石鳥羽食堂兵庫県明石市鳥羽2021年3月31日

2010年代前半の主な閉店店舗

まいどおおきに食堂では、2010年代前半からすでに店舗の統廃合が進められており、当時から地域の食文化や住民の食生活に少なからず影響を与えていました。

店舗名所在地閉店日
日本橋五丁目食堂大阪府大阪市浪速区日本橋5‑17‑182019年9月28日
平塚神田食堂神奈川県平塚市田村5‑1‑82019年10月27日
倉敷水島食堂岡山県倉敷市水島南瑞穂町2017年頃
天童南町食堂山形県天童市南町2016年頃
福井文京食堂福井県福井市文京2015年以前

これらの店舗は、地域に密着した「日常の食事の場」として親しまれていました。閉店は経営的な問題だけでなく、地域の人口動態や交通動線の変化、後継者問題など複数の要因が重なっていたと考えられます。

まいどおおきに食堂の閉店ラッシュの理由とは

まいどおおきに食堂

まいどおおきに食堂では、全国的な店舗縮小が進行しており、その動きは2020年以降とくに顕著です。ここでは、閉店件数の推移や背景となる社会的・経済的要因、さらにチェーン全体の運営方針の変化について詳しく解説します。

年度別閉店件数の推移

2019年をピークに、まいどおおきに食堂を含むフジオフードグループの全体店舗数は減少傾向にあります。以下の表は、近年の動向を示したものです。

年度全ブランド店舗数主な動向
2019年12月期約919店舗外食市場全体が好調、チェーンも拡大傾向
2020〜2022年非公開(減少傾向)コロナ禍で来客数激減、複数店舗閉鎖
2023年以降約800店舗未満(推定)4年間で120店舗以上が閉店

この表からもわかる通り、外的要因と経営判断が重なったことで、年々閉店数が増加していることがうかがえます。

なぜ今、まいどおおきに食堂で閉店が相次ぐのか

急速な閉店ラッシュの背景には、業界を取り巻く社会的変化と、店舗運営の難しさが複雑に絡み合っています。以下のような要因が、同時多発的に経営に影響を与えています。

  • 外食離れと健康志向の高まりによる定食需要の縮小
  • 地域人口の高齢化と地方都市の過疎化に伴う利用者減
  • 飲食店の経営環境の悪化(仕入コスト・固定費の上昇)
  • 感染症拡大時の営業制限による収益悪化

これらの複合的な理由により、特に売上規模が小さい店舗やフランチャイズ経営の拠点が閉鎖対象になりやすくなっています。

外食需要の変化と生活スタイルの影響

来店者数の減少は、単なる景気の影響にとどまらず、ライフスタイルや働き方の変化にも深く関係しています。

変化の要因具体的な影響
リモートワークの普及オフィス街のランチ需要が激減し、都心店舗が苦境に
テイクアウト志向の高まり店内利用から持ち帰りへのシフトに未対応だった店舗が影響
節約志向の定着日常的な外食回数が減少し、定食の需要にも変化

従来の「仕事帰りに立ち寄る定食屋」という使われ方が減ったことで、生活導線上にあった店舗の利用頻度が減少し、業績に直結する事例が増えています。

まとめ|まいどおおきに食堂閉店ラッシュの本質と未来

この記事では、まいどおおきに食堂における2022年以降の閉店状況を中心に、背景となる社会的要因やチェーン戦略の変化まで幅広く解説しました。近年は全国的に閉店が相次いでおり、定食チェーンとして長年親しまれてきた同ブランドの姿が徐々に変わりつつあります。

閉店の背景には、外食需要の変化、原材料・人件費の高騰、生活スタイルの変化、運営方針の見直しなど、多様な要素が絡み合っています。単に「流行らなくなったから」ではなく、業界全体が抱える構造的な課題と、企業としての対応の結果でもあることが見えてきました。

今後、まいどおおきに食堂の代替として地域に残る飲食店や、新たな業態がどのように支持されていくかは、利用者一人ひとりの選択にかかっています。

この記事を書いた人

出水祐介のアバター 出水祐介 公認会計士/税理士

公認会計士/税理士。ファーストキャリアをデロイトトーマツでスタートし、日本を代表する大手上場企業の監査に携わる。その後、ベンチャー企業でCFO(最高財務責任者)、コンサルティング会社でM&A事業責任者を経て、会計事務所を設立。現在は、個人事業主やベンチャー企業、中小法人など、幅広いクライアントに対して、会計税務やM&Aの専門的なアドバイスを提供しています。

目次