乃が美の閉店店舗一覧!閉店ラッシュが起きた理由も徹底解説!

乃が美 閉店一覧

高級食パンブームの火付け役ともいわれた「乃が美」ですが、近年、全国各地で相次ぐ店舗閉店が話題となっています。「お気に入りの店舗がなくなってしまった」「次に買いに行ける場所がわからない」といった不安の声も多く、店舗を取り巻く環境の急変に戸惑う人も少なくありません。

この記事では、2025年最新の情報をもとに、実際に閉店した店舗の一覧や今後の閉店予定を地域別・年度別に整理し、なぜ閉店ラッシュが起きているのか、その背景と理由を徹底的に掘り下げます。

このページでわかること

  • 2025年までに閉店した乃が美の店舗一覧(地域・年度別)
  • 今後閉店予定の店舗とそのエリア情報
  • 閉店ラッシュの背景にある経済的・契約的な要因

最新情報の掲載を心がけておりますが、掲載漏れあればコメント欄にてご教示いただけますと幸いです!事実確認の上、都度更新させていただきます!

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目次

【一覧】過去に閉店した乃が美店舗

高級食パンブームをけん引してきた乃が美も、近年は各地での閉店が相次いでいます。

ここでは、2023年から2025年に閉店が確認された店舗を地域別に整理し、その実態を明らかにします。閉店店舗を事前に把握することで、買い物の計画や代替手段の検討にも役立ちます。

2023年〜2025年に閉店した店舗一覧

以下は、各種公式発表や地域ニュースをもとに確認できた乃が美の閉店店舗一覧です。閉店日、所在地、店舗名を記載し、可能な限り正確な情報に基づいています。

地域店舗名閉店日所在地・備考
北海道・帯広市乃が美 はなれ 帯広店2024年11月13日帯広市西8条南39丁目
愛媛県・松山市/松前町乃が美 はなれ 松山店 / 松前販売店2025年6月15日松山市・伊予郡松前町
岡山県・岡山市北区乃が美 はなれ 岡山店2023年5月31日岡山市北区中山下
福岡県・久留米市乃が美 はなれ 久留米店2023年8月27日久留米市荒木町白口
兵庫県・西宮市乃が美(販売店・甲子園口)2024年3月17日西宮市甲子園口3丁目4‑14

掲載された情報は2025年9月時点でのものであり、今後新たな閉店が判明する場合があります。最新情報は公式サイトや地域メディアで随時確認することをおすすめします。

2018年〜2022年に閉店した店舗一覧

以下は、2018年から2022年に閉店が確認された乃が美/乃が美 はなれの店舗です。年・地域・店舗名・閉店日をできる限り正確に整理しています。

年度地域店舗名閉店日
2022東京・立川市乃が美 はなれ 立川店2022年9月30日(金)
2022秋田県・秋田市乃が美 はなれ 秋田店2022年12月31日(土)
2022京都府・京都市乃が美 はなれ 山科販売店2023年2月26日(日)※ただし閉店は2023年扱い
2022静岡県・浜松市乃が美 はなれ 浜松駅前販売店2022年12月31日(土)
2022埼玉県・さいたま市乃が美 はなれ 浦和販売店2022年12月15日(木)
2022大阪府乃が美 はなれ イオン和泉府中販売店2022年12月31日(土)
2022兵庫県・芦屋市乃が美 ホテル竹園芦屋店2022年12月31日(土)
2022大阪府・岸和田市乃が美 はなれ 岸和田店2022年12月31日(土)
2022三重県・名張市乃が美 はなれ イオン名張販売店2022年12月31日(土)
2022鳥取県・鳥取市乃が美 はなれ 鳥取店2022年12月31日(土)
2022広島県・福山市乃が美 はなれ 福山店2022年12月31日(土)
2022滋賀県・大津市乃が美 はなれ 大津京駅前販売店2022年12月25日(日)
2022千葉県・松戸市乃が美 はなれ 松戸販売店2022年11月30日(水)

閉店情報の出典には、地域ニュースサイト・店舗情報サイト等を用いており、完全な網羅はできていない可能性があること、ご留意ください。

2010年代前半の主な閉店・撤退店舗

2010年代前半においては、まだ全国展開が始まったばかりの時期であり、出店と同時に短期間で撤退する店舗も散見されました。

年度地域店舗名備考
2017静岡県・長泉町乃が美 はなれ 長泉町販売店2017年開店。後に閉店とみられるが、詳細な閉店日不明
2017奈良県JR奈良駅前/香芝販売店など県内4店舗が2023年までにすべて閉店
2017〜2018香川県多肥下町店/丸亀販売店/観音寺販売店一時は県内に複数展開するも、のちに全店舗撤退
2018富山県富山店/滑川販売店/砺波販売店2018年開店。2023年時点で県内に店舗なし
2018福井県福井店/武生販売店数年で全店舗閉店し、県内撤退

この時期の特徴として、出店から数年以内での閉店が多く、フランチャイズ運営の見直しや収益性の課題が早期に顕在化した可能性が考えられます。

現在までに「完全撤退」となった県も多く、エリアごとの傾向を把握するうえで重要な参考となるデータです。

乃が美の閉店ラッシュの理由

全国に急速に広がった乃が美の店舗網ですが、ここ数年で急激な縮小傾向が続いています。

その背景には、経済的要因や業界全体のトレンド変化、経営契約上の課題などが複雑に絡み合っています。以下では、年度ごとの閉店傾向と、各要因を具体的に整理していきます。

年度別閉店件数の推移

乃が美の閉店は2022年以降、特にフランチャイズ店舗を中心に加速しています。特定の年に集中して閉店が発生しているのが特徴です。

年度確認された主な閉店件数特筆すべき動向
2022年30店舗以上年末にかけて全国で一斉閉店が多発
2023年40店舗以上群馬県が全店舗撤退、地方圏の縮小が進行
2024年20店舗以上都市部でも販売店の閉鎖が目立ち始める
2025年(予定含む)10店舗以上早期に閉店予告するケースが増加

なぜ今、乃が美で閉店が相次いでいるのか

閉店の背景は、単純な売上不振だけではありません。運営構造や市場環境の変化、経済的プレッシャーが重なり、特にFCオーナーにとって継続が困難な状況が生まれています。

高級食パンブームのピークと市場の変化

乃が美の成功は、ちょっとした贅沢を求める時流と合致していましたが、その勢いも徐々に変化しています。

  • 高級食パンブームは2018~2020年がピーク
    ↳SNSやテレビでの拡散が火付け役
  • 類似ブランドの乱立で差別化が困難に
    ↳消費者の選択肢が増え、ブランド優位性が低下
  • 消費マインドの変化で「贅沢パン」が日常外に
    ↳価格に対して価値を見出せないという声も増加

購買行動の変化が店舗経営に直結するこの業態では、わずかなトレンド変化が命取りとなることも珍しくありません。

まとめ|乃が美閉店ラッシュの本質と未来

この記事では、全国的に相次いでいる乃が美の閉店状況について、地域・年度別に整理し、その背景や要因を多角的に解説しました。

2023年以降、急速に加速した閉店ラッシュの裏には、経済的なプレッシャー、フランチャイズ契約の重圧、高級食パン市場の変化といった複合的な要素が存在します。

同時に、「お気に入りの店舗がなくなる」という感情的な痛みだけでなく、「近隣で買えなくなる不便さ」「情報が少ないことへの不安」といった心理的なストレスも、利用者に大きく影響しています。

だからこそ、閉店情報の正確な把握や、営業中の店舗・通販・催事販売などの代替手段を知っておくことが重要です。

今後も高級食パン市場全体がどう推移するかは不透明ですが、情報に振り回されるのではなく、必要な情報を自分で掴みに行く姿勢が大切です。

この記事を書いた人

出水祐介のアバター 出水祐介 公認会計士/税理士

公認会計士/税理士。ファーストキャリアをデロイトトーマツでスタートし、日本を代表する大手上場企業の監査に携わる。その後、ベンチャー企業でCFO(最高財務責任者)、コンサルティング会社でM&A事業責任者を経て、会計事務所を設立。現在は、個人事業主やベンチャー企業、中小法人など、幅広いクライアントに対して、会計税務やM&Aの専門的なアドバイスを提供しています。

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